2024年1月10日 (水)

エネルギーを感じてから、内部の対話を止める

幽体離脱をするためには、まずエネルギーを中央脈管に感じることが必要である。そのための修行法としては、丹田に集中する方法と、性ヨガがある。チベット密教のチャンダリニーの火の行法により、臍のチャンダリニーのエネルギーを活性化させて、頭部のアムリタを滴り落とすことでエネルギーを感じることができる。中央脈管にエネルギーを感じたら、チベット密教では、そのエネルギーを心臓にある不壊の滴（空性）と結びつけることによって意識が空性に近づき、幽体離脱（幻身）ができるとしている。
またナワリズムにおいては内部の対話を止める修行法が重要視されているが、それによってトナール（理性）が縮小してナワール（空性）が優勢になって呪術を行えるようになるからである。トナールとナワールは同時には活動できないので、強い意志をもって理性を遮断して、内部の対話を止め続けることによって、トナールを縮小させることが必要なのである。

昼に寝姿勢になって瞑想する。まず下着の上から秘部に軽く触れながら、丹田に集中して瞑想をする。そして中央脈管にエネルギーの流れを充分に感じるようになってから、内部の対話を止め続ける瞑想に切り替える。しばらくしてから幽体が離脱して、部屋の中でしばらく浮いた後に終了する。