2015年5月26日 (火)

ナワールの一撃

 最近、また体脱がスランプになったので、肥田式強健術におけるポイントを整理してみた。要点をまとめると①腰腹大緊張②無念無想③呼気を長くして、吸気を多くとる、となる。ところでナワリズムにおいては意識の集合点を移動させる方法として、「ナワールの一撃」がある。ドンファンがカスタネダの背中をたたくことにより、肺の空気が全て出るので、その反動で空気を思いっきり吸う。そのことにより高められた意識にカスタネダはしばしば移行していた。この「ナワールの一撃」と肥田式強健術には類似性を感じる。

 夜寝る前に、立ち姿勢で鉄棒を持って、上で述べた要点に注意して全身全霊で肥田式強健術を行う。しばらくすると丹田に気が感じられ、その気が吸気とともに上昇するのを感じる。強健術を行ってる間、この気(エネルギー)の感覚は長い間、維持される。30分ぐらいして寝姿勢になって、瞑想を続ける。間もなくして部屋の中で離脱。幽体であぐらをくみ、しばらく瞑想して肉体に戻される。