ヘミシンクとは左右の耳に違う周波数の音を聞かせることによって、脳内にシーター波の周波数を発生させる技術である。その結果精神ははっきりしているが肉体は眠ってるいるというfocus10の状態になり、その状態から幽体離脱に移行することができるようになる。一方、ナワリズムにおいては内部の対話を止めて、第1の注意力の世界を止めることにより、内的沈黙の状態になり、第２の注意力（幽体の意識）に入ることができるようになる。つまりヘミシンクでいうfocus10の状態とは、ナワリズムでいう内的沈黙の状態と同じような状態であると思う。そういう理由から、またヘミシンクを聞きながらの瞑想を部分的には取り入れることにした。

夕方にヘミシンクを聞きながらの瞑想を長時間行う。特に何も起こらなかったが、瞑想後、しばらくの間、頭の中に通常とは違う感覚(振動)を感じる。そして夜寝る前の瞑想では、まず立ち姿勢で肥田式強健術をして、その後椅子に座りながらヘミシンクを聞きながら瞑想して、最後に寝姿勢で肥田式強健術をするという手順で進めた。寝姿勢になってから、しばらくして部屋の中で幽体離脱する。第２の体から、さらに精妙な体に離脱するために、幽体で３回転してしてみる。そして幽体の手を見る。ナワリズムでいう「意識の輝きを幽体に絡ませる」ために目の奥の輝きに集中したところで肉体に戻されてしまう。おそらく肉体に意識をかけたのが悪かったのだと思う。次から、離脱してからの行動を考え直そうと思う。

ヒンドゥー教の112の瞑想法では、「入息と出息が融け合うその瞬間、そのエネルギーなき中心、エネルギーに満ちた中心に触れよ。」「額の中央に息をとどめ・・これが眠りこむときに心に届くと・・・・夢と死そのものを支配する。」とある。これを瞑想する際に重点を置くようにした。

二度寝時1:00頃、寝姿勢でヘミシンクを聞きながら肥田式強健術をする。呼気で全ての息を吐き出してから、目の輝きに集中して腹の裂け目にある意志を感じ取るようにする。そして吸気でエネルギーを松果体に吸い込むようにイメージする。ヘミシンクを聞いていると松果体が振動しているような感じになるので、瞑想の補助になる。それを繰り返してるうちにエネルギーの感覚が大きくなり、眠れなくなった。それでヘッドフォンを外してイヤーマフをつけ、完全に無念無想になる瞑想に切り替えた。しばらくして離脱する。

（1回目)起き上がる→高校の時住んでいた部屋にいる→ドアを出て幽体で３回転する→伸びをするが変わらず→階段を下り玄関に行く→玄関を開け外を見る→戻ってリビングに行こうとして肉体に戻される　(2回目）無念無想の瞑想を続ける→起き上がってドアを開けて廊下に出る→幽体で３回転する→窓から外に出る→空を飛びながら会いたい人を想いながら伸びをするが、しばらくして肉体に戻される。