2014年12月30日 (火)
ナワリズム
最近、カルロス・カスタネダの「時の輪」を繰り返し読んでいるが、昔は読んでもわからない部分が多かったが、今はほとんど理解できて、納得させられる。特に忍び寄りの術の第３原則「戦士はすべての戦いに命をかける」は今の自分の現状に非常に適合していて参考になった。ナワリズムの忍び寄りの術は肥田式強健術とアプローチは違うが、目指すところは同じだと思う。どちらも人間の意識を真我に近づけて、人間の能力を高めて、現実世界に役立てようとするものである。どちらも瞑想も重要だが日常生活をいかにふるまうかも大切な修行になってくる。ナワリズムによれば、忍び寄りの術によって意識の集合点を固定することに秀でることによって、「自分の全体性（真我）に到達して、死の瞬間に放棄する意識を、戦士はそのまま保ち続ける」という、すなわち輪廻転生からの脱却すら可能であるとしている。