2017年1月22日 (日)
二度寝時に肥田式強健術
肥田先生は、朝目覚めてから肥田式強健術をするのが日課だったし、晩年になってからは深夜目が覚めて聖十字架操練法をするのが日課であったとされている。肥田式強健術とは中心（腹部）に強力な力を起こす瞑想法であり、ナワリズムの観点から言えば、第２の注意力（夢見の位置）は腹部の位置にあるので、肥田式強健術は精神を第２の注意力に固定させる効果がある。夢から目覚めた時というのは、ちょうど精神がＲＥＭ睡眠（夢見）を見るシーター波に近い状態にあり、その時に肥田式強健術をして、注意力を第２の注意力に固定させるのは、すごく道理に合ったことである。
深夜3:00頃、目覚めた時に、立ち上がって肥田式強健術をする。息を加速度的に全て吐き出し、目の焦点を中心にできるだけ長く合わせる。そして息を思いっきり吸い込む。これを、精神を第２の注意力に固定させるように意図しながら20回繰り返す。その後寝姿勢になって、聖十字架操練法をする。間もなく部屋の中で宙に浮いて離脱するが、すぐ戻って終了する。